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2009.10.26 (Mon)

病理診断

病理検査の結果

   

【部位】


【病理診断】
髄膜腫(良性腫瘍)

【所見】
腫瘤内には類円形の核を持ち、短紡錘形の腫瘍細胞が束状あるいは充実性に増殖しています。核クロマチンは粗で、顕著な核異型は観察されません。これら腫瘍細胞は特徴的な組織構造は形成していませんが、間質の膠原繊維の増大を伴い、一部で胞巣状を呈する部位も認められます。標本内では脈管侵襲像は確認されません。標本上ではマージンは確認できません。

【予後】
再発には十分な注意が必要です。

【コメント】
髄膜腫はネコで多い腫瘍と報告されており、イヌでもしばしば発生します。病理組織学的には、髄膜腫は3つの髄膜(硬膜、クモ膜、軟膜)より発生する間葉系腫瘍であり、多くの症例では良性の孤立性腫瘍と言われています。しかし、硬膜下でゆっくりと増殖し、脳や脊髄を圧迫することで重篤な機能障害を引き起こします。そのため、完全切除が困難な場合は予後不良となるケースもあります。
本症例では髄膜由来と考えられる腫瘍細胞が増殖することから、髄膜腫と診断されます。なお、髄膜腫は良性腫瘍に分類されますが、周囲への浸潤が観察される場合、あるいは完全な切除が困難な場合は臨床的には悪性腫瘍としての治療が必要であり、放射線治療などが実施されることもあります。

予後については、髄膜腫と考えられることから再発の有無には十分な注意が必要です。
21:35  |  闘病
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